新味 「フレーバーオイスター ユーグレナ」販売開始
~ サステナビリティを考える殻付き生牡蠣 ~
牡蠣小屋うみのでは、うみの株式会社が日本粉末薬品株式会社、株式会社FARM8、津南醸造株式会社と共同で製法特許を取得した「味付き殻付き生牡蠣」であるフレーバーオイスターを提供しています。
すでに第一弾として、「食卓にエンタメを」というコンセプトのもと開発した
「フレーバーオイスター ハバネロ」
を販売していますが、このたび第二弾として、「食卓にサステナビリティに思考をめぐらすきっかけを」というコンセプトのもと、微細藻類ユーグレナの粉末を取り込ませた
「フレーバーオイスター ユーグレナ」
をリリースいたしました。
当社は、微細藻類の一種であるユーグレナ(和名 ミドリムシ)について、栄養豊富なだけでなく、成長時に光合成をし二酸化炭素を吸収するため、地球上の物質循環を効率的に実現するポテンシャルを有する優れた再生産可能資源の一つとして考えています。
現在、国内の沿岸では藻場の消失や魚介類の産卵場所となる磯・浜の減少など、従来の水揚高を支えた基礎環境条件の急激な悪化が各所で指摘されています。その原因の一つとして指摘されているのが、本来必要な海洋環境における物質の循環が滞っているという点です(環境省https://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/03.html)。
牡蠣養殖は魚類養殖と比べ、投餌の必要がないことから環境負荷が少ないだけでなく、異常発生したプランクトンを摂餌により除去する、海洋中の二酸化炭素を殻として固定化するなど、海洋環境における物質循環の調整役を果たしています。宮城県における牡蠣養殖のASC認証取得はこの好例と言えます。
今回、微細藻類ユーグレナと牡蠣のコラボレーションにより、食卓で味わいながらサステナビリティについて考えていただくきっかけを提供できれば、という思いから「フレーバーオイスター ユーグレナ」を開発いたしました。
ぜひこの機会にご賞味いただき、牡蠣産業の発展にご協力いただくとともに、社会課題や環境、持続可能な産業の在り方などに考えを巡らせていただけたらと思います。
※フレーバーオイスターは広島県江田島市の株式会社門林水産の代表、門林一人氏による「牡蠣をもっと普及させる新たな取組みはないか」との提起により開発いたしました。